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高学歴だけでは役に立たない?学力とあわせて必要なこと

子供には勉強ができてほしい」、「できるだけ良い大学を出てほしい」と考える親は多いはず。

「でも、勉強だけでいいのか?ほかにも身に付けるべきことがあるのでは」と悩んでいる方もいるのではと思います。

私も同じで、自分自身の過去の失敗経験から、子どもには勉強ができてほしいけど、勉強一辺倒にならないようにしたいと強く思っています。

今日は旧帝大卒の私の失敗経験から得た教訓について、書いていきたいと思います。

ちなみにこの記事では、学歴と収入に焦点を当てています。
もちろん仕事の目的は収入だけではなく、やりがいもとても重要です。

自慢をしたいという意図はなく、ほかの誰かを貶めたいわけでもありません。
私にとって教訓となった具体事例として書かせていただくので、ご理解いただいたうえでこの先を読んでいただけますと幸いです。

目次

同じ難関大学を出ていても収入には大きな差が出る

友人との年収の差にショックを受けた経験

世間一般では「難関大学」と言われる、偏差値60以上の大学を出た私。
そんな私の収入は30代半ばで500万前半にいます。(総支給額です)

今年に入って地元近く(関西エリア)に戻り、学生時代の友人何名かと久しぶりに会う機会がありました。

気が置けない仲で年収の話にもなったのですが、友人たちの年収は900万超えが何人も・・・(もちろん人それぞれで、私と同じくらいの人もいますし、専業主婦になった人も専業主夫になった人もいます)

起業・経営をしているというわけでもなく、私と同じサラリーマンです。

今の収入に大きな不満があったわけではないのですが、この差を突き付けられるとさすがに悔しいような辛いような気持ちになりました。

私が勤めている会社だと40代に入って管理職になれたら年収1000万といったところ。

上の年代の人数が多いので、私は管理職までいけるか怪しい世代です。ですので年収1000万円代には到達できない可能性もあります。

同じ大学を出ていてもこんなに収入に差が出るという現実を知りました。

学歴と収入が見合わない・・・?

ブログを書くにあたって調べてみましたが、私の出身大学の学部は偏差値65。これは、世の中の上位7パーセントに入る学力だそうです。

一方で、令和元年賃金構造基本統計調査の概況(賃金の分布)|厚生労働省に基づく年代別の年収分布転職Hacksより)を見てみると、30代前半の480万~575万円のゾーンに入るのは女性では上位6.6~18.2%男性では15.3~36.3%となっています。

ゆきゃ

学歴と収入は比例すると聞くけど、もしかして私は学歴の割に収入が低い・・・?

子供に勉強をさせる理由の1つとして、「良い大学を出れば就職にも有利で、大人になったときに安定した収入を得られるだろう」という期待感があげられます。

塾代や私立の学費などはそのための投資だと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もそうです。

ただ「学歴が高ければ高いほど収入が高い生活が送れるか」というと、私のようにそうとは限らないケースがあるようです。

思考力がないと学歴を活かせない

思考せずに行動量だけで乗り切ってきた私の過去

過去を振り返ってみると、こつこつ行動するのは得意だけど「考える」というのはあまりしなかったことに気付きました。

勉強のスタイルも、「入試の傾向と対策を調べて効率的かつ効果的な勉強をする」というのではなく、とにかく暗記!ひたすら問題を解いて体に覚えさせる!という戦法です。

考える暇があったら手を動かせばいいと思っていたんですね。

テストに関してはこれでいけたんです。

そして就職活動のときも、自己分析・業界研究など考えることはほとんどしませんでした。

就活サイトを見て興味があればエントリーし選考に挑戦。

面接を受ける際も採用ホームページを見てどんな会社かくらいは調べていましたが、ぺらっぺらなことしか話せていなかったでしょう。

今となっては恥ずかしい記憶です。

今の会社に入るきっかけになったのは、
「就活イベントで出会った社員さんの話を聞いて楽しそうと思ったから。」
以上(笑)

収入はともかく、働く環境としては結構満足していますけどね。

収入が高い友人はちゃんと考えていた

友人と年収の話をしているときに言われました。

「てか前から思ってたけど、お前なんでその会社に入ったん」

はい、スミマセン。

でもおっしゃるとおり。

就活当時はちゃんと考えていなかったので気づいていませんでしたが、私が勤めている会社は「これから成長していけるか」というと誰が見ても厳しい業種です。

友人はその事実を以前から知っていた(気づいていた)んですね。

ちゃんと考えている友人は、

初任給とその後の収入の伸び

これからも成長していける業界か

転職するときに応用できるスキルを身に付けられるか

などを調べて、よく考えて就活しています。

考えて、
必要な情報を集めて、
また考えて、

目標と戦略を考えたうえで行動したからこそ、

人一倍高い収入が得られたり、より満足度の高い生活ができたりするのだろうと気づいたのです。

もちろんやりたいことがあって、収入が高くない業界にいくことはあるでしょう。
このケースにおいても、自分のやりたいことに向き合って、考えて行動しています。

私は自己分析もしなかったので、やりたいことも自分でわかっていなかった。

その結果、収入はイマイチやりがいもあまり感じられなくて、ライフワーク探しに奔走する生活に至っています。

学力・学歴は不要か?

これは間違いなく「NO」と答えます。

学歴はあるほうがよいです。

特に企業に就職しようと思っているならば、学力や学歴で有利になるケースがあります。

人事で採用に携わった経験がありますが、人気の大企業はたくさんの応募が来るので、一人ひとりを能力や性格で選考することが難しいです。

となると、学歴がふるいにかける基準の1つになります。

ただし、今後AIが発展して、学歴以外の要素で面接前に効率的・効果的に選考できるようになれば、状況は変わるかもしれません。

以前、SNSで「9割の企業の社長が『採用において学歴は不要』と言っている」といった内容の発信を見たことがあります。

日本には400万以上の企業があり、そのうち「大企業」と呼ばれる会社の数は1.2万社。0.3%しかありません。

「就活生に人気の企業ランキング」に載るような起業はさらに数が少なくなります。

大企業だけを取り出したときに、「その9割が学歴不要で採用している」かどうかは分からないことに注意が必要です。

もちろん、学歴不要の採用をしている大企業もあるとは思いますが。

子どもに考える機会と考えるための材料を

私の失敗経験を活かして、子育ての中で意識しているのは、

思考力を身につけてほしい

将来を考えるための材料集めをサポートしたい

ということです。

以下は、私が子育てのなかで行っていることです。

興味があれば読み進めていただければと思います。

コーチングで考える癖づけを

考える力をつけてほしいと思い、(余裕があるときだけですが)コーチングを踏まえたコミュニケーションを意識しています。

コーチングについては仕事でも使えると思ったので、オンライン講座で学びました。

コーチングとは、対話や質問によって相手の能力を引き出し、自己実現できるようサポートするコミュニケーション方法です。

コーチ側が何かを教えたり考えを提示したりするのではなく、対話によって、相手に考える機会を提供し、相手の考えを深掘りして明確化を手助けし、考えや意見を引き出します。

子どもが選択に迷っているときや何かに悩んでいるとき、親の私がすぐに解決策を提示するのではなく、子どもに考えさせます。

もちろんまだ子どもなので、「その選択じゃないほうがいいよな」とか「その考えはちょっとまずいんじゃない」と思うことも。

その場合は、「お母さんはこう思うけど、〇〇ちゃんはどう思う?」と意見を押し付けずに、選択肢を提示して子どもに考えさせ、子ども自身で決めてもらいます。

体験・ワークショップを活用する

子どもがこの先どんなことに夢中になるのか

まだ分かりませんが、子ども自身が将来を考えるときの材料になればと思い、体験イベントやワークショップを積極的に活用しています。

私自身も子どもの頃にさまざまなイベントに参加させてもらっていました。

その経験がすごく楽しく、高校・大学になってからは自分でそういった機会を探して参加するように。

いつもとは違う場所・メンバーでの活動は新鮮で貴重な経験となりました。

居場所を複数もつという意味でも、子どもにはいろいろな経験をさせてあげたいと思っています。

働くことについて話す機会をもつ

私を育ててくれた両親には感謝しかなく、割といい感じに育ててくれたと思っています。

ただ唯一「こうしてほしかった」を挙げるならば、

「働くこと」について教えてほしかったということです。

母は専業主婦、父はサラリーマンの家庭で育ち、

「働く=どこかの会社にはいって、会社員として何らかの仕事をする」というイメージしかなかった私。

進路を選ぶとき、資格を取って専門職になろうなんて頭になかったし、

自分が生活で触れてきた職業しか知らずに育ったので、狭い範囲の選択肢でしか考えられていませんでした。

自分の子どもとは、仕事の話を積極的にしていきたい

お金を稼ぐ仕組みのことや、

お金を稼ぐために身に付けるべきこと、

どんな仕事が世の中にあるのか、

といったことを、折を見て会話の中で触れていきたいと思っています。


ゆきゃ

「勉強」と「習い事や遊び、ほかの体験」との時間配分をどうしていくか、悩ましい問題ですよね。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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