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キャリアプランを考えることは辞令で動くサラリーマンにとって無駄なのか

私が勤めている会社は、いわゆる「ジョブローテーション」があり、3年ほどで部署や担当業務が変わっていきます。

このような環境で、「キャリアプラン」の話題が出ると、

「どこに飛ばされるか分からないから、キャリアプランなんて考えても無駄」

という声が出てきます。

「キャリアプランを考えても、希望通りにならなければ逆にモチベーションが下がる」

という、さらにネガティブな意見が出ることも。

これらの考えに対して私が思うのは、変化の中でも自分にとって「より良い人生」を歩んでいくためには、「備え(=キャリアプラン)」が必要だということ

「仕事は食っていくためと割り切る!」という考え方もあるかと思います。

私も、仕事上の辛い場面などでは、このように自分に言い聞かせて乗り切ることもあります。

しかし、「物質的な豊かさ」から「心の豊かさ」へと価値観が変化している中、「仕事は食っていくため」と割り切って考えることが難しくなっていると思うのです。

自分がこの先どこで働いているか見当もつかなかったり、自分の希望が通りづらかったりする環境であっても、生きがいや働きがいをもちながら生きていくためには、キャリアプランを考えることが必要と私は考えています。

目次

「備え」としてのキャリアプラン形成

ここでいう「キャリアプラン」は、将来なりたい役職、やってみたい仕事という意味だけではなく、どういう働き方をしたいのか、しいては、どういう生き方をしていきたいのか、ということを含みます。

仕事は、人が生きている時間の大部分を費やします。また、生きていくためには働かなければなりません。

仕事と生き方は、切り離して考えることはできないんですよね。

だからこそ、人生における自分のありたい姿や、自分が大切にしたい価値観を明確にしておくことが非常に重要です。

そして、価値観に沿った生き方をするために、どんな働き方をするか、何を目標とするか、何にチャレンジするのかを考えておくのです。

このように、価値観を明確にし、目指す働き方などを考えておくことで、もし、価値観に反する状況がやってきたとき、受け入れるのか回避するのか素早く判断し対応することができます

逆に、価値観やキャリアプランの実現を後押ししてくれるような出来事が起きたときに、チャンスを逃さないように行動することができるようになります。

特に、小さい子どもを抱える家庭では、その時々の仕事の案件や会社からの辞令だけでなく、「子どもの状況」も自分の人生に変化をもたらす要素となります。

自分に課されたさまざまな役割を考慮しながら、働き方や生き方を選択しなければなりません。

そんなときに、自分の価値観やキャリアプランが明確になっていると、選択・判断しやすくなります。そして、後悔する可能性も低くなるでしょう。

さまざまの可能性にオープンな状態でいる

そして、キャリアプランをもつ上で、重要なポイントが2つ。

1つは考えたプラン以外の可能性にもオープンでいること

社会や人と関わりながら仕事をする以上、仕事内容も仕事環境も予期せぬ変化にさらされますが、その変化は必ずしも悪いものとは限らず、自分にとって良い転機をもたらす可能性があります。

自分で考えたキャリアプランに固執する必要はありません。

ライフステージ等により価値観そのものが変わっていくこともあります。

変化をチャンスに変えていくためにも、自分の未来には無数の可能性があることを念頭に置いておきたいですね。

キャリアを振り返り意味づけをする

そして2つめのポイントが、キャリアプランを考えたら、ときどき今の仕事を振り返り、人生においての「意味づけをしていくこと。

「プランの実現に、今の仕事はどのように活かせるのか」、「人生においてこの経験はどう役立つか」を考えることで、今の仕事へのモチベーションを自分で高めていくことができます。

また、「希望していなかった仕事」であっても、意味づけをすることで、将来につながる働き方をすることができるのです。


いかがでしたでしょうか。

働く上で自分でコントロールできない要素があるからこそ、「自分が大切にしたいことは何か」を考え、後悔しない生き方をしていきたいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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