今日は我が家が経験した「イマジナリーフレンド」についてお話しするね。
イマジナリーフレンドって何なの?
幼児期の子供は、「見えない誰か」とおしゃべりしたり、「実在しない誰か」の話をしてきたりすることがあってね。その「誰か」のことをイマジナリーフレンドって呼ぶよ。
こんにちは!ワーママゆきゃです。
今日は、我が家が現在進行形で経験している「イマジナリーフレンド」についてです。
次女にイマジナリーフレンドができたとき、いろいろと調べたことをまとめました。
経験談も書いていますので、イマジナリーフレンドについてお悩みの方の参考になれば幸いです。
◇◇◇
子どもが一人でいるのに、「誰か」とお話ししている。
子どもが「実在しない誰か」についての話をしてくる。
このような経験はありませんか?
この「誰か」。「実在しない空想上の友達」のことをイマジナリーフレンドと言います。
空想上なので実体はありませんが、ぬいぐるみや人形がイマジナリーフレンドになるケースもあるようです。
本人はイマジナリーフレンドと会話をしたり遊んだりしていると認識していますが、周囲は誰と話しているか分からないので「病気かな?」、「幽霊でもいるんじゃ?」と不安に思う方もいるでしょう。
結論、イマジナリーフレンドは病気でも霊的なものでもありません。過度に心配する必要はないので、自然に見守るようにしてください。
どういう子に現れるのか
イマジナリーフレンドは幼児期の2歳~7歳頃に現れやすく、女の子のほうが男の子よりも多く、長子や一人っ子のほうが他の子どもよりも多いと言われています。
そして、成長とともに忘れていくことがほとんどです。
まれに、大人になってから現れるケースもあります。
病気や霊的なものではないか
イマジナリーフレンドは心理学や精神医学に関わる現象の1つで、病気ではなく、幻覚症状とも区別されています。
イマジナリーフレンドをもつ子どもは、その友達が「想像上の存在」であることを認識しています。
幻覚であれば実在しているように見えているので、「そこにいるでしょ」「声が聞こえるでしょ」と周囲に訴えることがあります。しかし、イマジナリーフレンドでは、そういったことは基本的に起こりません。
霊的な現象でもありませんが、記憶に残ったまま大人になったとき、「あれは幽霊だったんだろう」と思いこんでいるケースがあるようです。
親の育て方やストレスが影響しているのか
イマジナリーフレンドは、子どもの発達過程における自然な現象と考えられているので、過度に心配する必要はありません。
「寂しさ」や「コンプレックス」が原因であるという話もありますが、イマジナリーフレンドは成長にともなって消えていくことがほとんどです。
イマジナリーフレンドとの関わりを通じて寂しさやコンプレックスを乗り越え、いずれは現実に目を向けるようになる(イマジナリーフレンドが消える)過程を考えれば、あまり気にする必要はないのではと思います。
ただし、大人になって出現するケースにおいては、精神的な負担が引き金となっていることがあるので、注意が必要です。
どう対応すればよいか
子どもにとっては、大切なお友達の一人です。存在を否定せずに見守ってください。
イマジナリーフレンドと会話したり遊んだりできるということは、言語能力と想像力が備わっているということです。
イメージの具現化やコミュニケーションの練習になると前向きに考え、不安がらずに自然に対応するようにしましょう。
イマジナリーフレンドについて、「どんな子なの?」「今日は何をして遊んだの?」と話題にして、お話しの機会をもつのもよいのではと思います。
次女のエピソード
次女にイマジナリーフレンドができたのは、3歳になる少し前。
突然「エビナがな、~してたんやで」と見知らぬ「エビナちゃん」のお話をするようになりました。
日本の名前ではなく、外国人でも聞かない名前だったので、保育園にある絵本の登場人物なんだろうと思っていました。
我が家の場合、次女がイマジナリーフレンドと話したり遊んだりしている場面を見かけることはなく、次女からの伝聞の形で話を聞くのみ。
「エビナちゃん」について尋ねると、「遠くに住んでいて、大きな家なんやで」、「昨日かくれんぼして遊んでたら、転んでケガしたんやって」と言いよどむことなく具体的な返事が返ってきます。
あまりにスラスラと話すので想像しながら話しているとは思えず、リアルな存在感を感じていました。
イマジナリーフレンドと発覚したきっかけ
保育園の先生にも聞いてみようと思いつつ、日が過ぎて訪れた保護者面談。
先生から「エビナちゃんというのは、次女ちゃんのお友達ですか」と聞かれ、保育園のお友達でも絵本の登場人物でもないことが分かりました。
当時はイマジナリーフレンドという言葉を知らなかったので、家の中に幽霊がいるのかと焦る私。(怖い話は苦手なのです・・・)
「エビナちゃんは次女ちゃんちに遊びにくるの?」と聞くと、「家が遠いから来たことがない」と言われ、うちに幽霊はいないんだなと安心したことを覚えています。
その後、ネットで調べ「イマジナリーフレンド」という現象であることを知りました。
当初は「ストレスや育て方が影響しているのでは」と気にしていましたが、次女は家族ともよくおしゃべりをしていましたし、保育園でも困っている様子は聞きませんでした。
何より「エビナちゃん」の話を楽しそうにしていたので、気にせずに自然に接するようにしていました。
イマジナリーフレンドも我が家の思い出に
10か月くらいはほぼ毎日のようにイマジナリーフレンドの話題が出ていましたが、徐々に減っていき、4歳半を過ぎた今では月に1回聞くか聞かないかという程度になりました。
ブログを書くにあたり、数日にわたって「エビナちゃん」の近況を訪ねてみました。
初日は「次女ちゃんのパソコンを勝手に触ってケンカ中なんや~」と話していましたが、その数日後、「エビナちゃん、お空に行ってしまったからもう会えないんや」とのこと・・・
もう「エビナちゃん」の話を聞くことがなくなるのかなと思うと、とても寂しく感じています。
おわりに
我が家も最初は不安を抱いた「イマジナリーフレンド」。
最初はびっくりすると思いますが、怖がらずに大切なお友達の一人として対応してあげてくださいね。
そして、いつかはいなくなってしまうので、様子を日記などの記録に残しておくことを強くオススメします。
子どもにとっても家族にとっても、大切な思い出の一つになると思います。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
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